カビちゃんとの共生力?!
【食べ物とカビ】
冷蔵庫無しの常温保存暮らし歴7年の発酵女の実感です。
←試薬つかってみたり顕微鏡みたりとかまったくない、ただの主観ですけどね。7年(発酵物作りじたいは10年になる)続けて大難なく生きてるから、ライフハックとして「不正解」ではないと思います。ただ、体質や住環境の違いもあるから「正解」ではないですからね?!鵜呑みにしないよーに。
ジメジメなこの季節、カビちゃんとの共生を余儀なくされているかたも多いことと思います。
食べ物につくカビって、とれば平気って人と、カビたらもーだめ!という人に大きくわかれますよね。
わたしは物によって違いまして、
・乾いた餅やパン、干し野菜などにカビがついたら捨てます。
←乾いた食品につくカビはなんかこわい。部屋の中の水分吸ってカビってるからねー。
・炊いたご飯を置いといて(カピカピに乾いちゃった米は餅と同様捨てます)カビがつくと、
きれいそうなところをちょっとかじってみて甘さ(砂糖みたいな甘さじゃないよ)があれば、
カビってる辺りを多目に除いてから火をいれて食べます。
・味噌のカビは全然気にしてません。
味噌はちゃんと容器にいれていれば表面にしかカビつかないので、取り除けば平気(クセの強い味にはなる)です。
←ところで、白くて全体的にでるのは酸膜酵母(真菌類だからカビの一種ではある)で、ポツポツ表れるのはチロシンという旨味成分(干し肉とかにでるのと一緒。とはいえ、ええ、そもそも干し肉を作らない人が多いですよねーww)です。
酸膜酵母は大量でなければ、チロシンは気にせずに味噌に混ぜ込んじゃってます。
・肉や魚などのナマモノはカビたらもちろん捨てます。とはいえ、カビたナマモノなんて見たことないですけどね?!カビるまえに臭いがスゴイことになるだろうし
・オイル漬けや水キムチなど漬け物全般は、オイルなどからういちゃった食材がカビたようであれば、それだけとりのぞいて食べ続けます。
←酸膜酵母がよくでるのですが、こちらでもまぜちゃってますね。
日々の対応はこんな感じです。
仕込んだ食べ物たちとカビちゃんとは、割合に仲良く共生しています。
敵発見てな感じの関わり方ってしていないんですよね。
「昔はいまよりも分かっていることが少なかったし、衛生への意識が低かったからカビをいまよりもたくさん食べてしまっていたけれど、いまはカビの発ガン性などがわかってきているので気を付けましょう」
という文言がSNSみてたら飛び込んですけどね、間違ったこと言ってないとは思うんです。
でもさー
昔は衛生意識が低いっ!
カビはガンの元だっ!
このあたりに違和感がでちゃうんですよ。
真菌(キノコ、カビ、酵母)や細菌(乳酸菌、大腸菌、いわゆるバクテリア)にはいろんな種類があり、いまはそれらを培養して顕微鏡などで観察して、どれがどんな働きをするのかなどかなり細かく分かるようになってきています。
だから、昔はカビをとれば残りは食べていたけど今はダメダメ~……というのは、まあ、そうなんだろう。そうなのかもしれないけれど?!?!
だからって、除いたら健康になるってこととは違うと思うんですよ。
衛生意識あがってカビ食べなくなってもガンって増えてるしさ。
ガンから外れるけど、
衛生意識の高さ(神経質さともいえる)が重いアレルギーをうみだしているしさ。
←WHOだったかな。土(土着の菌)とふれあう体験の減少と重症アレルギーの増加には関係があると発表されてます。なんでも除菌が流行っていて、雑菌とふれあう機会も激減してますよね。
山のふもと暮らしとはいえ食べ物を常温管理したり、カビ的なものに囲まれてなんでも発酵するような部屋(フツーのアパートなんですけどねw)に住んでいて、
とりあえず7年(ズボラ発酵は10年になる)をすこぶる元気(当社比)に生きてまっせっ
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