世界の半分が飢えるのはなぜ?

タイトルの本を読みました。

ジャン・ジグレール著。
ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実。

どうして飢えがなくならないのか、増えるのか、ということが書かれています。
とてもわかりやすいです。中1以上対象くらいだそうです。

先進国ってなんて勝手なのだろう。
日本に生きる自分は、なんて無知だったのだろう。勝手なのだろうか。

大企業が、飢えをコントロール。

平和を唱えているはずの豊かな国が、自国への輸入穀物などが減ったり高くなっては困るからと、輸出国である第3世界の国の自立を妨害。

石油や鉱物など、資源がある国のクーデターや飢餓には敏感、そして「援助」にはげむ。
資源がない国へは鈍感、いや、無関心。援助への腰が重い。

自分の非や無知に蓋をするかのように、飢える人々は自然発生的なものとしてしまう。仕方ないことだと。
しかし、世界の人口がいますぐ倍になっても全員が飢えることなく過ごせるだけの食物が現在、世界で生産されている。
それでも飢えは仕方のないものなのか??

ほかにもいろいろ。
やばいです、はまります。

この本を紹介してくれたのは職場のかたがたです。
一人のかたの、企業に勤める恋人は、紹介されたこの本を読んだら会社をやめたそうです。
こんな世界を作ってしまうところにはいたくないと…