千の祈りの白い繭
千の祈りの白い繭
2008年の秋、1週間ほどの期間で、手作りのドリームキャッチャーが高尾山に1000以上届きました。
そのドリームキャッチャーは、和居和居デッキという場所の装飾に使われてね、こんな風にものすご~く美しかったの。
ここ、当時、山道を30分以上歩かないと着かなくてさ。わたしは夜に一人でいったので、真っ暗な中にキャンドルの灯りで浮かんでくる白い繭をみたときには、いろんな意味で涙ちょちょぎれたよ。
この白い繭は、一晩で撤去されました。
和居和居デッキは、高尾山の圏央道トンネルの建設に反対する市民のトラスト地だったのですが、この日、強制代執行が行われました。
たくさんの作業員、役所の人、警備員?、公安?。
朝起きたら囲まれていて、笑いがこみあげた(^_^;)
その時その場にいたのって、女の子多かったしさ。いったい、どんな危険を想定してあの人数用意したんだか
撤去を避けるべく、しばらく座り込みは続く……と思って行ったのだけど、いろんな事情で、その日のうちにみんなで出ました。
長崎の石木川のほとりにある川原(こうばる)という集落では、長年人が暮らしてきて、いまも暮らす家や土地、田畑が強制収容されようとしている。
お金は出るんだから住む場所変えればいい
と、言うのは簡単だ。
長年住んで慣れ親しんだ場所。
石木川のような風光明媚な場所は、ある人にとってはお金に変わるものだった。
ある人にとってはその場所、暮らしこそが絶対的なもので。お金にかわるものではない。
どっちがいいとか、悪いとかではなく。
お金に変えるのも、変えたいんだったらいーじゃんと、思うには思うよ。
でも、なんで。
変えたくない人が、
変えたい人のために強制収容なんて計画を進められなければならんのだ??
お金ばっか優先されるのって、げすいーださいー、いやー。
なんで強制収容?!なのかってこの辺の事情についてはこちら!