子は供え物
学校給食へのファストフード業界の進出や、職場で接するこどもたちの服装や持ち物などから興味、というか不安を覚えたこども市場。
こどもがまさに、企業に「供え」られてしまっている。
しかも巧みに、こども自身にそれを選択させている。
いくら資本主義、新自由主義の世の中とはいえ。
金が儲かるからって何してもいいのか~?!
こどもが変質者に狙われるのを恐れ、携帯を持たせたり外遊びを厳しく監視する親が増えてきている世の中なのに。
…セックスアピール抜群の大人と変わらんファッションが流行っている。
化粧してミニスカートに網タイツとブーツをはいてテレビに出演するこどもがいる。
小学生の水着写真集が「表」で堂々売られている。
わたしは前々からおえ~ってなるんだけどさ。
これってわたしが神経質だから?
なんとも思わないなんて鈍感すぎだよ!!と怒りを感じるのはおごり??
まあ、そんなこんなな不安・葛藤などなど漠然として説明しがたかった想いが、この本を読んだらだいぶ整理できた。
「子どもを狙え!
~原題BORN TO BUY~」
これから子を持つ世代としてだけでなく、いち消費者、いち企業人としても非常に考えさせられましたよ。
こどもと接する機会が多い方にとくにオススメです。