花とハーブの里日記、2日目

二日目は1日花売り娘。
気に入った花があったら呼んでいただき、スコップで掘りおこす。

スコップ使ったり花包んだりが慣れていないのがよくわかるようで、お客様によく突っ込まれた。
へっただね~って(-_-;)

まあでもね、それがいいんですよ。
「わたしはここで働いてるわけじゃなくて、ここを経営しているのは一人の女性で、他に常駐のスタッフが二人いるだけなんです。他はみんなボランティアです。こういう作業あまり慣れてないので、コツとかあったら教えて下さい!」

「偉いね~。どこから来た?」
「神奈川から来ました」

「なんでまたそんな遠くから」
「去年六ヶ所村ラプソディという映画を見て、そこに花とハーブの里が出ていたんです。それで、ここの経営者の菊川さんに会いたくなったんです」

「へ~、ここはそんないいところなの?」
「自然がたくさんあるしご飯もおいしいし。それにわたしは再処理工場のことを嫌だなぁと疑問に感じているので、核に頼らない生き方を15年以上目指して実践されている菊川さんの手伝いが、ちょっとでも出来たらな~って」

「あらそう。そんな風に思ったりするの…」

ほんとにこんな感じのやり取りがね。起きるんですよ。
自然に再処理の話しも聞いてくれる。

これってすごいことだ!!

他県から人が来ているというのは、意外とインパクトが大きいようです。
来て良かったと思えた瞬間の一つ(^^)v

昨夜のメインは野草の天ぷら。スギナの美味しさにびっくりw(゜o゜)w

美味しいご飯は、来て良かったと思う一番かもしれないw

色んな人生を送ってきた人がいて。
様々な譲れないものや覚悟があって。
日常へのジレンマを持っていて。
自分なりにその時ベストな関わり方を模索している。

ここに来て楽なのは、みんながみんな実践者だからだ。
想いを持って集まった人々。
形は違うけど、想いの先は同じ。

被爆している恐怖は、ある。
でも自宅でだって、再処理のことを考えたりすると深い闇に飲まれるような恐怖を感じたりする。

六ヶ所にいると楽なのは、自分が被爆している当事者になっているからかもしれない。
何もできずに恐怖感に囚われるよりも、当事者でいる方が気が楽なのかな。

そんなことを話したり、話す中で感じたりした夕飯のひととき。

まさにプライスレス!!