蜘蛛の巣の蝶を可哀想と思わないのは変ですか?

虫の捕食(例えば蜘蛛が蝶を食べようとしているところ)をみかけて「可哀想」と感じますか?
蝶を助けたいと感じますか?

わたしは、滅多に感じることがありません。
そこにある生の営みにただただ心を奪われてしまいます。出産、交尾、排泄などの様子も同様の感覚で夢中になって見つめます。

自然への興味はありますし、観察するのも好き。造形や生態には感動もするし、自然の大きな営みへの畏怖の念もある。自然と暮らしが離れるのはスゴク嫌です。

だからこそ高尾山のふもとへ引っ越して暮らし、高尾山のガイドの為にも勉強を続け、環境教育や環境保全の活動に携わり続けているわけですが…

動物に対して
「好きー!」っと抱きつきたい感じの好きさってないんですよ。
人は人、虫は虫、犬は犬という感じで、一定の距離感を保っていたいのです。

植物に対してはちょっと感覚違うのですが、まあ、植物はあちらから近づいてはこないですからね。

自然への学びを深めるたびに、自然そのものが「好き」なわけではないんだよなーと感じます。

一言で「自然が好き」と言っても、色んな愛の形があると思います。

パームハウスでは自然の多様性や、人の感覚の多様性を大事にしながらの森のガイドに取り組んでいます。

さて、写真は真冬にひらいていた葉芽です。(丸いのは花芽。どちらも冬の間は冬芽と呼ばれてます)

新しい命がつまった冬芽が大好物でして、1本の木を平気で30分とか眺めてしまいます。
だって、開くとこんな風にふわんふわんの産毛にまみれていたりするんですよ。たまりません…

そんなに没頭するのは(た、多分)一人の時だけですので、あなたと一緒の時は置いてけぼりにはしませんよ。
安心してガイドご用命くださいね( ̄ー ̄ゞ-☆