最良のタイミングの道草

毎年これくらいの時期になると黒紫色に染まっている道を通っては、もったいないなーと思っていました。

桑、クワ、くわ

養蚕(ようさん)って、何歳くらいまでの人が一般的に知ってるものなのでしょう?養蚕って、社会の授業とかに出てきましたっけ?

どこまで一般的なものか自信がないのでザックりとだけ説明すると、養蚕は絹をつくるために蚕(かいこ)という蛾(が)の幼虫を育てることです。蛹(さなぎ)の時の繭(まゆ)から糸(絹糸)を紡ぐことができます。

蚕は桑の葉を食べます。クワの木の葉っぱです。クワの葉っぱにはあまり規則性がなく、いろーんな形の葉がなります。葉っぱだけみているとなんの木だからわからなくなります。不思議…。なにかに化けているのかしら?!

そんなクワには、黒紫色のほんのり甘い実がなります。

桑の実、マルベリー

葉や実をとるために植えられている桑の木は人が刈り取ったりしやすいよう大きくならないように手入れされていますが、森の中にいる桑の木は大きくなります。大きい桑の木からは実をとるのって大変です。

とられずに落ちたたくさんの実が踏まれ、道が黒紫色に染まるというわけです。いつも気付いた時には染まっていて、残念なおもいをしていました。美味しいのに~

道草

次の用事のために早めに用事を切り上げて自宅に帰る途中、クワポイントでぽと…と音がしました。道をよく見ると、落ちたばかりだと思われるきれいな実がたわわわわ~♥

せっせせっせと実を拾いました。そうしてる間にもぽとり、ぽとり。頭にもこつんと降ってきました。ウキウキと幸せな気分でつまみ食いをしながら、こぶし二つ分ほどの量が拾え、手がすっかり紫に染まりました。

桑の実ジャム

いつも、つまみ食いでなくなる量にしかならなくて。。。今回こそは!夢のジャム作り~♥

とれた桑の実は250gあったので、砂糖は80gいれました。作り方にかわったところはなく、砂糖まぶして水分でてきたらくつくつ火にかけるだけです。火からおろしてから、レモンをちょっと絞りましたよ。

桑の実の風味かおるジャムができました!!

自然との出会いはタイミング

早めに用事を済ませていなかったら、帰る道がことなって拾えていませんでした。

熟す瞬間は待ってくれません。いろんなタイミングが重なって、熟してぽとりと落ちている現場に出くわすことができました。

自分ではどうしようもないタイミングに合えた時って、贈り物をもらった気分になります。俗に言えば棚からぼたもち…笑

さ。ジャムはど~やって楽しもうかな~♥